アフィリエイトカンファレンス

第21回アフィリエイト・カンファレンスレポート(2022年6月14日)

今年で21回目を迎えたカンファレンスは、昨年末に続きオンラインカンファレンスとなりました。
今回も、定員を超えるお申込みと、多くの皆様にご参加いただきました 。

◇主催 : NPO法人アフィリエイトマーケティング協会

【後援】
日本アフィリエイト・サービス協会 様

◇開催日時 : 2022年6月14日(火) 18:00~20:00
◇開催場所 : オンライン開催(ウェビナー)


開会の挨拶  協会副理事長 柴田健一

この度は第21回アフィリエイトカンファレンスにご参加いただき誠にありがとうございます。

今回のカンファレンスは、オンラインで開催する3回目のカンファレンスとなりますが、19年前の2003年以来、今回で21回目の開催となる長い歴史のあるイベントであります。

2003年当時、まだSEO、アフィリエイターという言葉も無かった時代で、アフィリエイターというと周囲からは、なんとなく怪しいものと見られていたと思います。
あれから20年、ここまでアフィリエイト広告が発展するという事は、当時では想像すらできなかったことでありました。

今からアフィリエイト広告を始めて、SEOでは勝負にならないのではないかと思ってらっしゃる方々もおられると思います。
しかし、振り返ってみると、5年、10年前にも同じことが言われておりましたし、実際にはチャンスは沢山ありました。
それと同様、5年、10年後に今を振り返ってみれば、チャンスが沢山あったと感じるでしょう。

本日のカンファレンスをご覧になって、行動をおこすことで、5年、10年後には違った結果が得られるものと思います。

今回、初めての試みとして消費者庁の南課長様にご登壇頂き「アフィリエイトにおけるコンプライアンス講義」を実施いただきます。
このことは、アフィリエイト業界が影響力が増したことで、必要な知識を得て頂くことで今後、アフィリエイト広告の更なる健全化に向けて、皆様のご理解とご協力を頂ければと思います。

アフィリエイト広告運用は、アフィリエイターの皆様にとって、孤独な作業の連続だと思います。
他のアフィリエイターさん達の情報を知る機会は少ないと思いますので、今回発表させていただくアンケート集計結果を 参考に、皆様の新しい行動に繋げて頂ければ幸いです。

【第一部】講演「アフィリエイトにおけるコンプライアンス講義」

講師 消費者庁 表示対策課長 南雅晴 様

2022年2月に消費者庁が公表いたしました「アフィリエイト広告等に関する検討会」報告書についてご紹介させていただきます。
この報告書をまとめた研究会の発表の中から、主に「景品表示法」についてお話しさせていただき、同法が、アフィリエイターの皆様の業務に、どのように関わっているのかについて詳しくご説明させて頂きます。


景品表示法とは、どのような法律なのか。
上記のように、景品表示法の規制対象は、商品、サービスを供給する事業者となります。
この場合、アフィリエイターの皆様が商品、サービスを供給することはありませんので、景品表示法の枠組みに於いては、アフィリエイターの皆様に対する規制とはなりません。

いずれの広告も、優良誤認を与える広告として、行政処分を受けた事例となります。
アフィリエイト広告で宣伝をしていたが、表示内容が広告主が主体となっていたため、広告主が処分を受けています。

違反防止のために、未然に定めたガイドラインを定め、事業者にこれを義務付ける。

景品表示法の規制対象が広告主なので、私たちアフィリエイターには関係ないという事ではなく、私たち自身も、これらのガイドラインの認知徹底を行い、消費者に誤認を与えないよう努力する必要があります。

【第二部】 
講演「上位表示するためのサイト構成、コンテンツ、外部環境の勝ちパターン」

講師 株式会社Smartaleck 代表取締役 河井大志 様

講師プロフィール

同志社大学時代よりSEO対策を研究し、個人事業主としてデータ書籍を多数販売。
在学中は同志社大学のビジネスプランコンテストに毎年参加し入賞。
また長期インターンシップを行い、最優秀学生として大阪代表として選抜。
卒業と同時に会社を設立しネットショップを4店舗展開しSEO対策で集客し月商が300万円になる。
その後も多くのサイトを運営し、全てSEO対策で売り上げを上げる。インターネット集客が本当に通用するのかを検証すべくエステサロンを展開し、わずか2か月の運営で予約が1カ月先まで取れないくらい集客を行い、2店舗目をオープン。
その後SEO対策の知識や手法を評価され多数の取引先からSEO対策を依頼されるようになり、本格的にSEO対策サービスを開始。

第21回アフィリエイトカンファレンスでの講演の概要は、以下の内容です。

今回、「第21回アフィリエイト・カンファレンス」の講演でお話しいただきました資料やQ&Aは、河井大志様のご厚意により当協会の会員の皆様にダウンロードいただけることとなりました。 まだ、当協会の会員登録がお済みではない方は、是非会員登録いただけますようよろしくお願いします。

会員登録(無料)はこちらから

尚、第21回アフィリエイト・カンファレンスにお申込いただいた皆様には、動画のリンク先を別途ご案内させていただきます。
動画は、期間限定とさせていただきます。

【第三部】
発表「アフィリエイト・プログラムに関する意識調査 2022」

NPO法人アフィリエイトマーケティング協会
理事 坪内 孝

国内大手アフィリエイトASP各社の会員に対して実施した、アフィリエイトに関する国内最大級の意識調査の結果発表を行います。

毎年恒例となっているアフィリエイト・プログラムに関する調査を実施。

以下のグラフは、毎年、矢野経済研究所より発表されている、アフィリエイト市場の動向と展望について。2018年~2020年までの実績値に対して、2021年以降のグラフについては、青い線が予測値。
グレーの線は、昨年度に発表された予測値で、市場拡大傾向にあるものの、若干の下方修正となる予測となっております。

昨年度と比較し、有効回答数が減っていますが、回答者に対してGoogleアカウントからの回答を必須とし、より厳密に重複回答を避けた回答数となっております。

この度のアンケート調査結果では、昨年と変わらずエーハチネットが1位、afbが2位となりました。

選定理由で最も顕著であった回答として「稼ぎやすい広告や自分にとって稼げる広告が多い」との回答でした。


NPO法人アフィリエイトマーケティング協会 丸尾会長 閉会の挨拶

本日は第21回のアフィリエイトカンファレンスに、多数の方々にご参加いただき感謝申し上げます。

先ずは1部にご登壇いただきました、消費者庁 表示対策課長 南様、昨年度に行われましたアフィリエイト広告等に関するの検討会を経られて、現在ガイドラインの作成をされている最中かと存じますが、大変なご多忙の中でアフィリエイトの景品表示法等注意点について非常に分かりやすいご講義をいただき感謝申し上げます。

2部でご登壇いただきました、株式会社Smartaleck代表取締役 河井様。
サイト構成やコンテンツの作成等、あまり人に教えたくないようなノウハウの部分もあったのではないかと思いますが、非常に勉強になりました。ありがとうございました。

河井様のご説明にもありましたように、消費者にも、広告主にも、社会に対しても責任のあるアフィリエイトサイトの運営をお願いいたします。

また、アンケートにお答えいただきました皆様、いつもありがとうございます。
アフィリエイト業界がさらに発展するための提言につきましても、いつもながら非常に建設的なご意見をいただきありがとうございました。

本日もさまざまなお立場の方にご参加いただいたことと思います。
アフィリエイトサイトを運営されている方、ASPの方、代理店の方、広告主の方、これからアフィリエイトを始めてみようと思ってらっしゃる方、官公庁の方々、それぞれのお立場で視聴していただけたのではと思います。

アフィリエイトマーケティング協会としましても、皆様とともに業界をさらに健全に発展させるべく活動してまいります。
次回22回目のカンファレンスでも是非お会いしましょう。
本日は誠にありがとうございました。

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